マインドフルネス

今日は中国新聞文化センターでの今年初めてのマインドフルネスの講座でした。

夏に始めて半年ずっと通ってくださっている方々は、少しずつ寛ぎや安心、そしてハートに繋がる体験が育っている様子。エクササイズの後のシェアリングでは、それぞれ自由に体験を分かち合います。

呼吸、身体、そしてハートへの気づきを向けるエクササイズを毎回紹介して一緒にします。

「瞑想」というと信仰、宗教などと一緒に受け止める方がほとんどですが、本来瞑想とは気づいていることー。洋の東西を問わず、そのためのメソッドが長い人類の歴史の中で継承されてきています。

おそらく「マインドフルネス」という言葉でまず思い起こされる人の一人であるジョンカバッド・ジン博士は、若い頃に鈴木大拙に出会って禅を知り、その後道元の言葉に深く触れ、瞑想を続けながら、それを鬱などの治療のために応用しました。

また奥さんとともにマインドフルネスを実践しながらの子育てをした体験も書かれています。

カバッド・ジン博士もスタンフォード大学でマインドフルネスを教えるスティーヴン・マーフィ重松氏もマインドフルネスはハートフルネスであることを自らの体験から語っています。

海外でこのように教育分野に積極的にマインドフルネスが取り入れられています。

これから始めるHIE(Heart in Education)は、そんな試みです。

クレド教室の他に、毎月1回、東広島のちゅーピーカルチャーでもマインドフルネスの講座を開いています。

教室担当者の方も毎回参加してくださっているのですが、春から親子向けのプログラムを開いてみて欲しいというお話しをいただきました。

ちょうど準備していたHIEのお話をしたところ、関心を持ってくださって、春から実験的にHIEがカルチャーセンター用のプログラムを提供することになりました。月2回のペースでの講座にしたので、こちらの方も内容を作っていこうと思います。

エッセンシャルコンサルティングの意識の多重構造は、私たちの内面に気づきを向けるときに非常に役立つマップですので、クラスの中でも紹介してゆきたいです。

 

カルチャーセンターでの講座を通して感じることは、体験を重ねていくことで、少しずつ理解は深まること、それはゆっくりに感じるかもしれないけれど、静かに確かなものだということです。急がず獲得しようとせず、ただ受容的に生まれる理解、私自身も静かに理解を重ねていけたらと思います。