ハートヴィジョン in 広島

トーショーが素敵な記事をユニティインスティチュートのニューズレターに書いてくれました!

 

 

広島でハートビジョンが開かれる6月4日(土)~5日(日)の2日間は、特別な日になりそうです。

場所は横川会館。

日曜日の午前中は、ハート瞑想を平和記念公園で行う予定です。

 

戦争が創りだされるのは、自分のなかの分離が原因です。

平和は、まず自分の内側に生まれます。

私たちは、内側で経験する痛みに抵抗することが多いのです。

その痛みがあってはいけないと感じます。

 

それで痛みは消え去るでしょうか?

 

いいえ、痛みはより深く内側に入り込み、私たちから見えなくなります。

 

こうして自分のなかに分離が生みだされます。

 

ここでは、ネガティブな感情を痛みという言葉で表していますが、怒りや憎しみ、嫉妬、

悲しみや罪悪感、こういった感情を、私たちは自分のものではないと否定してしまうので

す。

 

英語でこれをdisownと言います。

ownは「所有する」ですから、disownはその否定形で、辞書を引くと「自分との関係を否

定する、自分のものでないと言う」という訳があります。

そして、その次に「(親が子を)勘当する」という訳もあるのです。

 

自分の感情を勘当する!

 

みなしごになった感情たちは、よけいに生への執着に燃えて、暗いすみっこに身をひそめ

ます。

感情を勘当した本人は、もう自分のなかに、その感情があることを認めません。

すると、まわりの人が、その感情を持っているように感じられるのです。

怒りを否定した人は、まわりの人々のなかに怒りを感じます。

それは、ただ鏡のように、自分の内側深くに隠れているみなしごを映しだしているだけな

のに。

 

自分が隠している感情を見たい人はいません。

それで、その感情を抱いている(と感じられる)相手を自分から遠ざけようとします。

あるいは相手を変えようとしたり、相手を責めます。

「この人は怒りを抱えて、いつでも人とぶつかっている。この人は悪い人だ。こんな人の

そばにはいたくない」

 

それが国単位、民族単位で行われれば、戦争になります。

ある国民や民族を、自分とは違う存在、自分のなかには存在しない悪意や、いやな性質を

持っている悪者として、排斥しようとするのです。

 

これはある意味、マインドがしてしまうことです。

マインドは、価値判断によって動きます。

「良い、悪い、正しい、間違っている」

その価値判断は、自分の内側に向けられ、それに合わない感情や思考は勘当されます。

外側に向けられると、人を判断し、責め、排斥し、変えようとします。

 

マインドの、そのはたらきが痛みを生みだします。

勘当とは抵抗のことであり、抵抗にこそ痛みの原因があるのです。

 

広島で行われるハート瞑想をはじめとした、ハートの祝祭「ハートビジョン」

 

ハートは、内側を、そして人々を統合します。

ハートの言葉は「ひとつであること」なのです。

ハートはどんな存在でも、それをそのままで受け入れ、あたたかく抱きます。

ネガティブな感情であれ、悪意ある思考であれ、ハートはそのどれもが理由があって、そ

こにあることを知っています。

またそれが良い、悪いの判断を超えたものであることも知っています。

なんであれ、今ここで起こっていることは、ハートの深く広いスペースのなかで、自分の

居場所を見つけるのです。

 

勘当され、心の暗がりにひそんでいた感情も、自分が受け入れられ、愛されていることを知

り、その姿を現します。

そして、そこで不思議なことが起こります。

完全に受け入れられた感情は、変容するのです。

まるで王女にキスされたガマガエルが、王子に戻るように。

怒りは活力に、嫉妬は慈悲に、憎しみは愛に変容します。

そして、自分という命の流れのなかへと戻っていきます。

私たちはふたたび、ひとつになりました。

内側に平和が生まれます。

 

広島という戦争の悲惨と、平和の祈りの象徴でもある場所。

ハートビジョンの前の週にはアメリカのオバマ大統領も広島を訪れるそうです。

そこで祈られる祈り、願われる平和は、とても大切な行為だと思います。

 

しかし、自分のなかにあるものを勘当したままでいるかぎり、人間のなかに、人と人の間

に、本当の平和は生まれません。

 

ハートからはじめましょう。

広島でハートの祝祭を行いましょう。

祝祭に目的はありません。

ただハートのなかで、あるがままを祝います。

私たちはあるがままで美しいのです。

私たちはあるがままで王子であり、王女なのです。

 

広島平和記念公園のなかで行われる「ハートビジョン」には、そのような思いが

込められています。

 

具体的には、2日の間に3回のハート瞑想、4日にはサトルボディヒーリングのミニワー

クショップとミニセッション、5日にはELC(エッセンシャルライフコンサルティング)

のミニワークショップとミニセッションが予定されています。

ユニティインスティチュートのワークは、そのすべてがハートのはたらきに基づいていま

す。

 

ハート瞑想は、その名前のとおり、私たちが誰でも持っているハートのはたらきに焦点を

あて、ハートのはたらきが、どれほどの平和を内側にもたらすのかを経験します。

サトルボディヒーリングは、ハートの内側深くで経験する、ひとつであるというスペース

からヒーリングが起こるのに、ただ寄り添います。

 

ELCは、ハートが見せてくれるビジョンから、自分が愛することのできる人生を、どの

ように作りだしていくのか、ハートの知恵に耳を傾けます。

そして、ハートに触れている時間は、それこそが、平和への祈りをささげている時間であ

り、人々がひとつであることを身をもって感じている時間でもあるのです。

6月4日、5日のハートビジョンには、広島近辺からだけでなく、遠方からも来てくれる

人たちがいます。

 

今は東京からも飛行機で、安く来ることができる時代になりました。

このような時代だからこそ、いろいろな地域からやってきた多くの人が集うことで、意識

のなかで生みだされる、ひとつであることの力が必要とされています。

 

広島に集いましょう。

ハートのなかで、ひとつになりましょう。