私は今、広島に住んでいます。
毎日のように原爆ドームを目にするのですが、
今年はオバマ大統領の訪問に注目が集まっています。
ご存じのように、広島に投下された原爆は、
神聖な大地から採られたウランを原料に作られました。
75年前、それは破壊に使われましたが、
自分たちがコントロールできない、
この神聖な〈火〉を人類がどう扱っていくのか
という大きな問題は続いています。
OSHOがワールドツアーのあと、
ふたたびインドのプネーに戻った当初の講話で、
彼は世の中で起こっていることと瞑想について、多く語っています。
テロの脅威や、テクノロジーが導く人の未来・・・
当時語られていた様相が、
現在では色濃く私たちを取り囲んでいることにおののきながらも、
OSHOの、つまりは存在からのウェイクアップコールは
より大きく聴こえています。
「あなた方の目覚めが途方もなく必要だ。
これほど必要だったことはこれまで一度もない」
「どんな無意識な慰めにも時間を浪費するひまはない。
即座の変容がどうしても必要だ。
それは、人間がこれまで一度も直面したことのない緊急事態だ」
という目覚めへの呼びかけを、方便とは捉えない─
そう強く思います。
ハートを通して
私たちの内側にある本質を生きるエッセンシャルリビングで
私たちが学ぶことは、今の時代を生きる最善の方法です。
それができるとき、
私たちは自分に対してと同時に、存在に対しても、
初めて愛と癒しを向けることができ
恩返しすることができるはずです。
エッセンシャルリビングは
個人の生にかぎりない豊かさをもたらしますが、
私たちが暮らしているこの世界に、
私たちが貢献し得る唯一のことだと思います。
平和記念公園の原爆死没者慰霊碑には、
「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」
・・・と刻まれています。
過ちを繰り返さぬためには、
私たち一人ひとりの変容が必要です。
私たちの今日が美しく、
喜びに満ちたものでありますように──。
「・・・人々が変わるのは難しい。
そのままでいた方が楽だと思う。
まさに石のように、岩のように──。
変化とは、断固とした努力のことだ。
自分のエネルギーの変容に関わること、
非の打ちどころのない真剣な態度で
自分の存在を引き受けることだ──。
そのエネルギーを浪費してはならない」
OSHO The Hidden Splendor