悟りのシンクロニシティ―

ユニティインスティチュートのニューズレターに書いた記事です。

 

◆1.スペースが生まれる

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数秘に詳しい方が、今年は9の年だと教えてくれました。

いろいろなものを手放す年だということ。

断捨離や片づけ術に関心が集まり、ミニマリストという言葉を聞くようになりました。

それほどに物が溢れる今だからこそ、振り子が反対に動いているのでしょう。

 

私も昨年末から、もう着なくなった服をたくさん処分しました。

『TIME』誌の≪世界に最も影響力のある100人≫に選ばれた、こんまり

さんは、好きだったけどもう着ない服などを手放すとき、ギュッと抱きしめて

「ありがとう」と言ってから処分すると、心残りも少なく、手放すことができ

ると言います。なるほど!

 

物だけではなくて、私たちも、ついつい内側に余分なものを抱え込んでしまう

ことがあります。

親や教師が私たちに必要だと思って与えてくれたもの、役に立つと思って自分

で拾ったもの、それが知らない間に溜まって重なると、風通しも悪くなり、ス

ッキリしない。

 

ごちゃごちゃしていると、なにが本当に必要で、なにがもう要らないのかが、

わからなくなってしまいます。

 

瞑想は、いわば薄暗い物置に灯りをもたらすようなもの。

気づきという灯りのもとで、その物置を見ると、乱雑に詰め込んだガラクタが

山積みになっていたり、ほこりが積もり、蜘蛛の巣が張っているのが見えるか

もしれません。

でも、気づきの灯りがあるから、ほこりや蜘蛛の巣を払い、必要でないものを

捨てることができるようになります。

そうすると、そこに残るのは広い空間(スペース)です。

 

意識の多重構造マップにある表層から内奥に入ると、中心にはスペースがあり

ます。

そして、そのすぐそばには、たくさんの本質がある─。

「悟りのシンクロニシティ」1dayセミナーでは、内側に気づきの灯りをと

もす体験をわかちあいます。

すでに内側にある、たくさんの本質に何度もつながることで、表層の手放され

るべきものは自然に手放されていきます。

 

これまで強くなるために必要だと思って持っていたもの、愛されるために必要

だと思って抱えていたもの、本当は、それが自分のものでないと、どこかで感

じているのなら、そろそろそれを手放すときです。

ぎゅっと抱きしめて「これまでありがとう」と言って手放して・・・

そして、真の強さや愛といった内側にある本質につながるときです。

 

1dayセミナーでは本質につながり、ハートから仕事や関係性といった人生

における具体的な状況を照らしたときに、どのように自分らしい創造的な対応

が生まれるかということを、ひも解いていきます。

2016年ははじまったばかり。

内側の片づけにも、この機会を活用してくださると嬉しいです!