「解き放たれる〈本質〉の香り」
私たちのハートの持っているたくさんの美しい質、それは、いろいろな状況にあって、私たちを助けてくれます。
女性専門の鍼灸サロンで、ハートのガイデッド瞑想をしているのですが、治療に来られている方が、それぞれご自身のハートに触れて内側にある本質に出会う瞬間が、たまらなく好きです。
ハートに繋がることで、治療に通われている方の不安を軽減し、ストレスを解放することで自己治癒力を高めること、QOL(Quality of Life)を向上させることができるだろうという、鍼灸サロンのオーナーの取り組みで始まったプログラムも、始まって1年以上になります。
何よりオーナー自らのハートへの信頼の厚さが、このプログラムの継続を支えています。
今日のプライベートのガイデッドの中で、その方は、たくさんの感情をハートに迎え入れ、そして、内なる本質に触れることで、穏やかな時間が自分で作れることを思い出してくださいました。
そして、ガイデッドの後で、その方が話してくださったことが、とても心を温めてくれました。
その方には小さなお子さんがおられて、その子はもうすぐお兄ちゃんになります。とても優しい男の子です。
彼女が気持ちに余裕のない時、ついついその子にきつく当たってしまう時、その子はたどたどしい言葉で「お顔、お顔」と言って、指を頬に添えて、笑顔を作るように思い出させてくれるそうなのです。
怒った顔をしているお母さんに「笑って」と言うのです。
自分が叱られたくないからではなくて、怒っているお母さんは、辛いだろうなと感じていて、笑顔になってもらいたいから。
やっと言葉が喋れるかどうかの小さなこどもなのに、そんなに大きくお母さんを支えて包んでいるなんてすごいなぁと思います。
それを話してくれている彼女の目からも大粒の涙がぽろぽろとこぼれていました。
この日のハートのガイデッドで彼女が触れた内なる本質の一つが「慈愛・思いやり」でした。
そしてその本質を、我が子の日頃の言動の中に見出し、受け取っていたのでした。
仕事で小さなこどもに携わっていた時期があります。
小さなこどもたちは、みな、お母さんの幸せを願っていました。
お母さんの笑顔はお母さんの幸せの証しで、お母さんに笑顔になってもらいたい――だから、お母さんの喜ぶことをする。
――そんな成長の過程で、もろもろの条件付けもやってくるけれど、でも、始まりにあるのは、そんな小さなこどもたちが生きている、母親との深いハートのシンクロニシティの中での〈愛〉や〈慈愛〉や〈受容性〉や、他のたくさんの本質の体験です。
私たちが生まれるときから持っている、そうした本質…それらを生きるために、私たちは生まれてきて、そしてここにいます。
少し前に、エッセンシャルライフコンサルティングのトレーニングのインターネットクラスで、リーラが、私たちの本質をガイドしてくれました。
その時参加者が感じていた本質が、ずっと足を通って大地に流れていき、その本質のエネルギーが、しっかりと私たちの存在を支えていること…。
それから、その大地にある本質のエネルギーが、再び私たちの両足から流れてきて、ハートを満たし、両腕へ、頭部へと流れていくに任せる―ちょうど樹液が樹の幹に流れるように…。
そして、そのエネルギーが、私たちの肉体の全ての細胞を満たし、サトルボディ―を満たし、ちょうど春になると、新しく柔らかな若葉が芽吹き、やがて花が咲き、その香りが風に乗って運ばれるように、本質のエネルギーが私たちの周りを、香りを放ちながら満たしている―。
本質のエネルギーは、私たちが、しっかりとグランディングするのを助け、自分を取り囲む存在と調和するのを助け、私たちが独自の花を咲かせることを助け、その香りを分かち合うことを助けます。
本来の自分として開花することに対して、私たちはもう少し意識的に、自らの手助けをすることができます。
ユニティ―インスティチュートのプログラムは、そのために用意されています。
もうすぐアルヴィナとプラサードが来日します。
私たちの気づきを助け、開花を助け、分かち合いを助けてくれるコースの数々が用意されています。
そして、それらは決して一方的な働きかけではなくて、シンクロニシティの中で、全員が、より気づきを持ち、豊かさに触れ、与えたり受け取ったりすることのできる、かけがえのないフィールドです。
そのフィールドの中で、皆さんと出会うのを楽しみにしています。
「内側に、向いなさい。
あなたの内なるスペースを、見つけなさい。
すると突然、あなたは、
光の、美の、恍惚の、爆発を見るだろう・・
あたかも、突然、あなたの内側で、
何千もの薔薇が、花開き、
そして、あなたが、
その香りで、満たされるかのように。」OSHO