第一身体と健康についてのある考察

 先日、サトルボディ・ヒーリングのプラクティショナーのためのインターネットクラスで、遠隔ヒーリングについての学びを深める機会がありました。

 

 私を含めて、プラクティショナー達は折りに触れて、こうしたインターネットクラスに出席して学びを続けています。

 

 この度のインターネットクラスは遠隔ヒーリングについてのシリーズで、先日は私が他のプラクティショナーたちからの遠隔ヒーリングを受ける番でした。

もしかしたら、私と同じような状況にある方に参考になるかもしれないので、ここでシェアしてみようと思います。

 

 どのようなことにフォーカスを置いてヒーリングを受けたいかということで、まず、私は自分の更年期における体調の変化と、それに伴う不安を挙げました。体調の変化としては、急激に眼が悪くなってきていること、そして骨量低下がありました。

 

 インターネットクラスをリードしてくれたのはプラサードでした。

彼は、私が置かれている更年期の不調に関連するチャクラとして第二チャクラと第一チャクラを挙げて、その二つのチャクラのヒーリングを遠隔ですることになりました。

不安という感情に関連するのは第二チャクラ、そして肉体のエネルギーを司るのは第一チャクラです。

 

 私自身の傾向としては、上位チャクラにより意識を置いて成長しようとしてきたことから、バランス的には第一、第二チャクラのエネルギーが弱いようです。成長のためにはこうした下位チャクラのエネルギーはとても大切で、今回のヒーリングはとても大切なものでした。

 

 まず第二チャクラのヒーリングが始まると、第二チャクラと第四のハートチャクラの間に強いエネルギーの循環が起こり、それに伴って、そこにあった古いエネルギーが、スペースが与えられることによって再び流れ出すのを感じました。

その時にたくさんの涙も流れ出しました。

涙というのは、本当に洗い流す浄化力を持つと感じました。

 

 そして第四チャクラのハートのエネルギーが第二チャクラに流れるときには、様々な感情的ブロックを抱き温め溶かす感覚もありました。

 

 ヒーリングの最後では、第二チャクラの中心の静かな質を味わい、同時に表面のエネルギーの動きを感じていました。

 

 

 続いて第一チャクラのヒーリングがありました。

 

 「第一チャクラは肉体への扉だ」というプラサードの言葉と共に、肉体の輪郭がパッと光るような感覚がありました。まるで電気が点いたみたいです。

更に骨を感じると、ちょうど血液のように赤いエネルギーが流れているのを感じ、特に背骨を感じました。

 

 続けて気づきを向けていくと、まるで骨の組織、細胞がしなやかになり、ちょうど乾いたスポンジが水を吸って膨れて柔らかになるような感覚がありました。その感覚と共に組織が伸びるような、そんな感じです。実際に背伸びをしたくなるような、背骨が伸びたがるような感覚。そのときにはまだ、背骨に比べると両足のエネルギーは弱く感じられていました。

 

 それから、遠隔の中で皆が両足にあるマイナーチャクラを意識して、大地からのエネルギーが肉体に流れていくことに気づきを向けるにしたがい、シンクロニシティの中で、私自身も足にグランディングのエネルギーが次第に太く強く流れ始めるのを感じていました。

 

 その流れが太くなるのを感じ始めていた、ちょうどその時に、プラサードは「たくさんのカルミックエネルギーが今、解放されている」と言いました。

 プラサードはまた、このグランディングの瞑想と、背骨を感じるという瞑想を続けるように言ってくれました。これは今の私にとても大切な瞑想だと思います!

 

 肉体そのものの不調には、必要な時には医師の治療を受けながら対応することが、とても大切です。しかし、その時にも、第一身体のエネルギーを整え強めることは、とても重要だと改めて思いました。

 こうした気づきをまた、サトルボディヒーリングのセッションに活かすようにしてゆきたいです。

 

 さて、インターネットクラスでも言及された、第一身体のためによい瞑想を二つ紹介しましょう。

 

 一つは「意識を脊柱に置く」という瞑想です。

 

 目を閉じて、自分の脊柱を、背骨を視覚化します。生理学の本などを見て、身体の構造を見ておくと視覚化しやすいでしょう。

 

 深く瞑想に入ると、脊柱を視覚化するにつれて、その中心に銀色の繊細な神経(生理学的な物質としての神経ではなく、エネルギーとしての紐のような神経)が見えるといいます。

 

『そして実際、脊柱の中にあるこのエネルギーの紐こそ、あなたの生命だ。それを通じてあなたは、不可視である〈存在〉と結び付き、そしてまたそれを通じて、可視的なものと結び付いている。それは不可視と可視の掛け橋だ。その糸を通してあなたは身体と結びついている。その糸を通して自分の魂と結び付いている。』(「ヴィギャン・バイラヴ・タントラ 第2巻 源泉への道」市民出版より)

 

 

 そしてもう一つは「サトルボディヒーリング」(和尚エンタープライズジャパン)の第1身体のためのエクササイズです。

 

 大地とのエネルギー的なつながりを体験するのを助ける、単純で効果的なグラウンディングのエクササイズです。

 

楽な姿勢で椅子に座り、両足をぴったりと地面につけます。ゆっくり息を吸い込み、エネルギーが頭頂から胸に入って太陽神経叢まで流れていくのを創造します。

 

次に息を吸いながら、入ってくるエネルギーが身体のもっと下の、胃の方まで流れていくのを感じます。

 

このように、呼吸のたびに、エネルギーがどんどん下へと、下腹部へ、骨盤、性器へと動いていくのを想像します。 


肛門と性器のまわりの筋肉をゆるめ、息を吐くたびに骨盤が緩んで、少し幅が広くなると想像します。


数分間、骨盤に向けてリズミカルに呼吸をし、息を吸うたびにそのあたりが新しいエネルギーを受け取って、息を吐くときにゆるんで広がるのを感じます。


また、この手順に慣れてくると、次のステップを付け加えます。以下は同書からの抜粋です。

 

『息を吸い込むときに、エネルギーが両脚の外側を流れ落ち、足を通って地面へと流れ込んでいくのを想像して、息を吐き出すときに、エネルギーが大地から上昇し、足先を、そして両脚の中を通って、会陰を通して第1チャクラへと流れ込むのを想像します。エネルギーが第1チャクラに満ちたら、吐く息とともにそれは背中を第7チャクラまで上がっていきます。

  このサイクルを数分間つづけてください。これが私たち自身と大地の両方に滋養を与える、生命の共生的サイクルなのです。』


「サトルボディヒーリング」の本には、こうした第1身体のためのエクササイズが詳しく紹介されていますので、是非、実践してみてください。

 

 サトルボディヒーリングのトレーニングでは、詳しく、こうした微細身のエネルギーを学びます。とても実践的なエクササイズを重ねながら、学びと共に多くのヒーリングが起こります。 今年はちょうど夏に10期生のトレーニングコースが始まるので、とても感慨深くエキサイティングです!