ハートの直観

ハート瞑想会、この日は「ハートの直観」がテーマでした。

 

普段の生活の中で、あれをしようかな、それともやめた方がいいのかな?と思うようなこと、あるいはこっちにしようか、それともあっちにしようか、と迷うようなとき、または、これがしたいのだけれど、自信もないしあと一歩踏み出せないようなとき、このハートの直観の瞑想が役に立ちます。


小さなことを使ってエクササイズをしても、そこにとても大きな気づきがやってくることが多々あります。

 

例えばこの日、参加者のお一人は、ご主人やお子さんを送り出した後で掃除や洗濯の家事を済ませ、一息つく時にお茶と一緒にお菓子を食べるのが楽しみなのだけど、何か罪悪感を感じてしまうというのです。そして、その状況をハートの直観に従って観てみることにしました。

このハートの直観の瞑想では、自分自身にこう問いかけます。

「○○をしたら、私は自分を愛せるだろうか?」

 

彼女は瞑想の中で「家事をしながら一息つく時、おやつを食べたら、私は自分を愛せるだろうか?」と尋ねました。

彼女のハートはすぐにイエスと答えました。ハートが熱くなり、弾み、広がり、自分の内側に生まれたとても大きな感覚に圧倒されたといいます。

彼女は自分が幼かった頃のことを思いだし、自分を大切にしないことが、どれだけ長い間習慣になっていたのかに改めて気づきました。

そしてハートが、自分自身への批判という長年の習慣を手放す助けになることを強く感じたと言います。


彼女は「ああ、いいんだ、自分を愛していいんだって思いました!」と笑いました。

その笑顔は晴れ晴れしていて、なにか眠りから清々しく醒めた人のようにすっきりとしていました。

 

また、他の参加者の方もハートの直観に繋がると、迷っていたことに対して、より寛いで創造的なアプローチが拓けたということでした。それまで思いつかなかったアイディアが浮かび、楽しみながらリラックスして状況に臨めると感じたといいます。

 

このように、日々のささやかなことを取り上げながら深い気づきがもたらされたり、思いがけない発想を得たり、それは嬉しいことですね!

そして、瞑想の後でお互いが自分の体験を分かち合えるのも、また特別なことだと感じています。自分の体験を言葉にして表現することで、もう一歩気づきを深めることにもなり、他の方の体験を聴くことでも、新たな気づきがもたらされます。

ハート瞑想の後では、深い受容性の中に寛いでいるので、分かち合いがより容易であると感じます。瞑想の後の分かち合いの時間もまた、いつもやさしい時間となります。

 

ハート瞑想では、様々なアプローチを体験することができます。

ハートから聴くこと、ハートから見ること、感じること、などなど。

もし、お近くで、そうしたシリーズのハート瞑想が紹介されていたら、参加することをお勧めします! それぞれに独自の味わいがあり、異なる体験があるでしょう。

それらは私たち自身の内にある深い知性を呼び覚ましてくれ、日々に新しい気づきの光をもたらしてくれるでしょう。


毎月第4木曜日午前に広島市中区でハート瞑想会を開いています。

「悟りのシンクロニシティ」読書会、11日は5日(水)午後2時からです。